【家づくり】インスタからブーム?!施主支給とは~メリット・デメリット・注意点
施主支給とは
住宅設備機器や建材などを自分で購入して取り付けること
最近はインターネット等で個人が住宅設備を購入することが簡単になっています。
照明やタオル掛け、手洗い鉢など好みのものを採用し、個性のある家づくりを実現することができます。
ただ、施工工事の妨げになることもあるので注意も必要です。
また、施工会社によっては施主支給を断っている場合もあるため確認をしておく必要があります。
ここでは施主支給のメリット・デメリット・購入時の注意点・おすすめの施主支給品をご紹介します。
施主支給のメリット
①コストダウンを見込める
- ネット販売で施工会社が取り扱っている品と同等商品を安く買えることがある。
- モデルチェンジ商品やアウトレット品などの割引率が高い商品を購入できる。
- 大手インターネット販売サイトや家電量販店はポイントを多く貯めることができる。
※施工会社から購入した方が安いケースもあります。 (安いルートを持っているなど)
※個人で施工が難しいものに関しては別途施工費が発生し結果高くなる場合もあります。
②自分好みの家づくりが実現できる。
従来は施工会社が決めたものの中から選ぶのが当たり前だったため、どこの住宅も使っているものの雰囲気は似ていました。
今はハンドメイド商品や海外製のものを手軽に購入できるようになったため、自分好みの家づくりがしやすくなりました。
施主支給のデメリット
①保証が対象外
☑ 当たり前ですが、施主支給で取り付けた設備について、施工会社からのサポートは受けることができません。
→例えば、施主支給したキッチン内部の配管が原因で漏水した場合、施主支給品のキッチンはもちろん。漏水して傷んだ床の張り替えの工事費用も施主側負担となります。
☑ モデルチェンジ商品を取り付けた場合、のちのち部品の生産が終了していて修理が大変なケースもあります。
大きな設備を採用する際には、それなりにリスクがあるため下調べと施工会社との話し合いをしっかりしておきましょう。
②施主支給商品の管理を自分で行う必要がある。
- 現場での保管は邪魔になるため、商品が届いてから施工会社へ引き渡すまで自分で保管が必要。
- 予定日に商品が届かず、施工が遅れる可能性がある。
- 商品の不具合や部品の不足によりすぐに取り付けができない可能性がある。
- 配線・配管工事が必要なものに関して配管のサイズや必要な部材の手配等の作業が必要になる。
- 輸入品などは日本の規格に適合していない場合がある。
施主側の都合で工期が延びると、施工会社や大工さんに迷惑をかけることになります。
また、工期が延びると施工費が上がる可能性もあります。
施主支給するにあたっての注意点
- 施工会社に対応可能か確認する。
- インターネットでの購入は実物とイメージが違う可能性がある。
- 販売業者が信頼できるところか調べる。(商品の欠陥や故障に対する対応)
- 設置には商品は以外に必要なものがないか確認しておく(下地をいれてもらう・ネジ等の部品)
- 将来のメンテナンスについても考える。(アウトレット品・海外製の商品)
特に大型なものに関しては自分で管理(サイズ・工事の内容・保管等)するには多大な労力がかかります。
本当に施主支給でなければならないのか。しっかり考える必要があります。
施主支給に向いている設備って?
施主支給レベル ★★★
自分で設置できたり、後付けが可能なものは施主支給しやすいです。
下地の有無や取り付ける商品の重さ・サイズを確認しましょう。
- 後付け可能な照明器具
- 手洗い鉢
- カーテン
- ハンガーラック
- ポスト
- 宅配ボックス
- トイレットペーパーホルダー
- タオル掛け
- 置き家具
- 室内物干し
施主支給レベル ★★☆
- タイル
- 洗面器
- 洗面台
- 水栓
- エアコン → 100V・200Vによってコンセントの形が違うので注意
施主支給レベル ★☆☆
施工会社から断られる可能性が高いと考えてください。
また、住み始めてからのメンテナンスを考慮しても施工会社にお願いした方が安心です。
- 風呂
- キッチン
- 海外商品
- 後付けできない照明器具
施工会社としっかり打合せをしてトラブルが起こらないように注意しましょう。