4歳半・我が子が指しゃぶりをやめるまでの道のり~
1歳ごろから寝るときの安心材料となっていた指しゃぶり。
そろそろやめさせなければ・・と感じた2歳。
下の子が生まれて、一時休戦した2歳半。
寝つきが悪くなることで、指しゃぶり時間が長くなる3歳。
突然やってきた卒業の4歳半。
指しゃぶりによって、私自身は寝かしつけにストレスと感じるようになりました。寝る前は幸せな気持ちで寝かせてあげたいのに、ついつい怒ってしまったり。
ここで、指しゃぶりをやめるまでに試したことをご紹介します。月齢や性格によっても効果は変わってくるので、気長に色々な対策をしていきましょう。
指しゃぶりについて:育児書の意見を参考
出っ歯になる、あごの発育に影響を及ぼす等、長期間にわたり指しゃぶりをすることは良くないといった意見が多くみられます。
我が家にある育児書によると、1歳までは発育の過程で、どの子にもみられる生理的なもの。2~3歳になると生活環境が影響していると考えられており、やめさせる工夫が必要。
対策としては、①外遊びをたくさんする。 ②手遊びを取り入れる。 ③絵本の読み聞かせで安心して入眠へはいる。 ④タッチケア・スキンシップをとり気持ちを安定させる。 ⑤入眠時は添い寝や手を握る。とあります。
一日のうちにどのくらいの時間、どんなタイミングで指しゃぶりをしているのか観察してみてください。それによって卒業への対策は変わるかと思います。
指しゃぶりについて:歯科に相談してみた
なかなか指しゃぶりを卒業できない中。出っ歯になってしまうのではというのが一番の心配でした。
我が家の場合、1歳半ごろからフッ素塗装のために3~4か月に一回歯科に通っていたので、先生に相談して歯の生え方に影響が出ていないか確認。2歳半に下の子が生まれたこともあり、「特に歯ならびに影響は出ていない。指しゃぶりが安心材料になっているんだろうし、無理にやめさせなくても。少しづつでいいんじゃない?」と言っていただき、私自身が少し落ち着けました。
先生によって意見は様々かと思いますが、歯並び等が心配の方は小児歯科の先生にご相談されてもいいかもしれません。
①【日中の指しゃぶりをなくす】 声かけと遊びへの誘導(2歳)
月齢が上がるにつれ、日中は遊びに集中して、自然と指しゃぶりをしなくなる子が多いようです。手先を使う遊びを与えてあげましょう。
我が家の場合、1歳半~2歳ごろは日中、遊びの途中に指しゃぶりをすることがありました。優しく「ちゅっちゅっポイよ~」と都度伝えることにしました。遊びへの誘導と、言葉で日中の指しゃぶりは簡単に卒業することができました。
しかし!大変だったのはここから。。入眠アイテムと化していた指しゃぶりをやめされるのに非常に苦労しました。
②【入眠時の指しゃぶり対策】 手をつなぐ(2歳~4歳半・定期的にチャレンジ)
まず初めに試したのは
手をつないで寝ること。手を握りながら、優しくトントンを心がけていましたが、なかなか寝ない。指しゃぶりがないと、寝付けないようになっていました。私が寝れば指しゃぶりができると気づいた息子は私が寝るのをじっと見守り続けます。。。寝入りのいい母の完敗
この方法は半年ごとにチャレンジしていましたが、コロコロ逃げ回る→怒ってしまう→頭がさえるといった具合で、我が家には合っていなかったようです。
そこで、ディズニーのおやすみホームシアターを購入。
映像に見とれてコロコロ逃げ回ることがなくなりました。しかし、笑いのツボにはまったキャラクターが登場。(アラジンのジーニー)定期的に表れるおもしろキャラ?に爆笑しだす始末。心地よい音楽と適度な光で母が寝かしつけられ、手をつなげず。。
③【入眠時の指しゃぶり対策】 説得Ⅰ ちゅっちゅおじさん(2歳)
「このまま指しゃぶりをしていたらちゅっちゅおじさんがやってくるよ~」
気持ち悪いイラスト付きで指しゃぶりをやめたほうがいいと説得してみました。怖がりな我が子は引いた様子。2~3日は指しゃぶりを我慢している様子でしたが、うとうとしだすと無意識に指が口元へ。。日が経つにつれてちゅっちゅおじさんが怖くなくなり、効果がなくなってしまいました。
④【入眠時の指しゃぶり対策】 説得Ⅱ 新しいお友達・親指くん(2歳)
親指を擬人化。一人で暗い口の中で寝るのは辛い。他の4本の指と一緒にいたいとお願いする。③ちゅっちゅおじさん時代とは違い、息子が嬉しそうに親指と会話し、頑張って指しゃぶりをやめようとしてくれました。しかし、親指との会話が楽しすぎて全然寝ない。。。もともと寝つきの悪い息子と親指は1時間以上会話することに・・・「もう、いいかげん寝よか。」親指との会話を強制終了。母、完敗。
⑤【入眠時の指しゃぶり対策】 力技で親指を封印(3歳~4歳)
親指を封印することを決意。3歳にもなると、本人もやめれるものならやめたいと思っているようで、封印時は協力してくれました。しかし、入眠時に指吸いたい欲が発動して、すぐに封印解放となりました。
①絆創膏 → 吸いたくなったら、すぐに剥がせる
②新品の靴下を手に履かせて、手首をテーピング → 力技で取りにかかる。テーピングなので、子供の力で取れないものの、あざになったりしてはいけないので、こちらから解放。
③手を押さえつける → コロコロ逃げ回る→怒ってしまう→頭がさえる ②の失敗パターンを繰り返します。
⑥【入眠時の指しゃぶり対策】専用グッズに頼るⅠ マニキュア(3歳半)
指しゃぶりをやめさせたい気持ちで、寝かしつけ時イライラするように・・・グッズに頼るしかないと「苦いマニキュア」と購入してみました。日本製・オーガニック成分・アルコールで落とせるという点から「かむピタ」という商品を購入してみました。他にもいろいろなメーカーから販売されているようです。
子供も興味津々。進んでマニキュアを塗らせてくれました。速乾タイプのマニキュアですが、1分たりともじっとしてくれない我が子。ドライヤーの冷風を使えば30秒ほどで乾いてくれました。
おもちゃの誤飲防止にも使用されている苦み成分によって、「げっなにこれ」と驚いた様子。
指しゃぶりを我慢することで、今度は自身の髪の毛をくるくるしだす。からまるという現象に。
この頃は、体力が有り余って寝かしつけに1時間半以上かかっていました。苦いとわかっていながらも眠気の度に口に運ばれていく指。これを長時間繰り返すことにより、舌が慣れてしまったのか、、、ちゅっちゅっちゅっ。マニュキアを塗ることを嫌がることがなかったため、2週間ほど挑戦しましたが、断念。※ 薬味の青ネギが大好きな息子は苦みに強かったのかも。
苦くて驚いていたため、日中に指しゃぶりをしまうお子さんには効果的かもしれません。
⑥【入眠時の指しゃぶり対策】専用グッズに頼るⅡ 絵本「ゆびたこ」(4歳半)
4歳半になった我が子。保育園の先生に「ゆびたこっていう絵本はみんな効果があったって聞くよ~」と教えていただき、即購入。あれ?③のちゅっちゅおじさんとかぶってる!効果ないかも!と思ったのですが、この絵本を読んだ次の日から指しゃぶりをしなくなりました。
【本の内容】指しゃぶりがやめられず、ゆびにたこができてしまった女の子。たこか「ワイはゆびたこや~」と気持ち悪いおっさんが登場。それをきっかけに指しゃぶりをやめるお話。
私自身が関西人なのでゆびたこになりきり熱演して本読みをしました。
読み終えたあと
我が子「こんなん出てくるわけないやん」
4歳半にもなれば、絵本が現実の世界と違うことを知っています。しかし、顔はこわばっています。
母「けど、お母さん。ここからこんなんとか、、こんなんとか、、(絵本の挿絵を見せる)出てきてもたら嫌や。怖いよ~。お願いやからもう指しゃぶりやめて~。」
と怖がる様子を見せてみました。戦隊ものの影響で母を守ると口にしている我が子。
「わかった。」
その後、うとうとする際に指しゃぶりを始めると、私が「ゆびたこ来たら嫌や~」と悲しそうに一言。
なんと!指しゃぶりをせずに寝てくれました。よほど、「ゆびたこ」を読んでほしくないようで、寝る時間になると違う絵本をせっせと渡してきます。何故か。あっさり指しゃぶりを卒業しました。
今回数年にわたり指しゃぶりと戦っていましたが、あっさり勝利。ただこれは4歳になるころに保育園のお昼寝がなくなり、寝入りが良くなったこととも関係しているのではないかと思います。
最後に一言。
寝つきが悪い×指しゃぶりが育児の一番のストレスになっていました。イライラして怒ってしまう日が続いたときは一度諦めてみてください。ちゅっちゅしてても無視して先に寝ちゃいましょう!いつか子供のタイミングでふと卒業できる日がくるはずです。
ご健闘をお祈りいたします。